公開日:2014.03.17更新日:2022.09.30
【再発】
大腸がんが再発しやすい部位は?再発する可能性は?
大腸がんの手術を行い、手術でがんを取りきれたと判断された場合でも、その後しばらくして再発してしまうことがあります。
大腸がんの再発には、がんがもともとあった部位の近くに起こる「局所再発」や、肝臓や肺などの大腸以外の臓器に再発する「遠隔転移」などがあります。
結腸がんと直腸がんでは、再発しやすい部位が異なります。
結腸がんでは、肝臓での再発が最も多く起こります。
一方、直腸がんでは、肝臓、肺での再発がそれぞれ同じぐらい起こります。
※1 直腸S状部は結腸として集計
※2 がんの切除後につなげたところ
出典:大腸癌研究会・全国登録 2007年症例
大腸がんの再発のうち、約95%が手術を終えてから5年以内に見つかります。
再発を早期に発見できれば再び手術で取りきれる可能性が高くなるため、少なくとも手術後5年間は、定期的に検査を行います。
再発率は進行度(ステージ)によっても異なり、ステージが進むにつれて高くなります。
ステージⅢの患者さんや、ステージⅡであっても再発の可能性が高いと判断される患者さんは、手術の後に術後補助化学療法という抗がん剤治療を行う場合があります。
再発の可能性や、術後補助化学療法の必要性については、主治医とよく相談してください。
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