大腸がんの患者数はどれくらい?
公開日:2012.03.30更新日:2022.08.22
大腸がんにかかる人は、40歳から増加
日本で1年間に新たに大腸がんと診断された人数(罹患数:りかんすう)は、2019年では男性は約9万人、女性は約7万人です。
また、臓器別にみると、大腸がんは男性、女性ともに2番目に多いがんとなります。
日本人10万人あたりで、がんになるのは何人なのかを示した割合(罹患率:りかんりつ)でも、やはり男女ともに、大腸がんは臓器別で上位を占めます。
その割合を年齢別にみると、大腸がんにかかる人は40歳から年を重ねるにつれて増えていることがわかります。
大切なのは、早期発見と再発予防
日本人の死因で、もっとも多い病気はがんです。
その中でも大腸がんは、臓器別の死亡者数で上位に入ります。
では、大腸がんが治りにくい病気なのかというと、そうではありません。
がんと聞くと、あとどれくらい生きられるかを示す「余命」が気になるという人は少なくありません。
しかし、大腸がんは、早期の段階で治療を行えば高い確率で、完全に治すこと(治癒)ができます。
大腸がんは早期の段階では、症状を自覚することがほとんどありません。
早期に発見するために、40歳以上の方は定期的に検診を受けることが勧められます。
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