公開日:2013.04.15
【症状】
がん患者さんの約4割が、診断時に自覚症状なし
厚生労働省が2013年2月に発表した「受療行動調査」によると、病院で大腸がんと診断された患者さんの38.9%が、診断を受けた時点では、自覚症状がなかったことがわかりました。
この調査は、全国の一般病院(500施設)を利用した患者さんを対象に2011年10月に行われました。
大腸がんと診断を受けた時点での自覚症状の有無
自覚症状があった | 自覚症状がなかった | 覚えていない | 無回答 |
49.6% | 38.9% | 4.0% | 7.5% |
自覚症状はなかったが病院を受診した理由(複数回答)
健康診断(人間ドック含む)で指摘された | 49.4% |
他の医療機関等で受診を勧められた | 22.0% |
病気ではないかと不安に思った | 12.3% |
その他 | 13.7% |
無回答 | 8.0% |
自覚症状がなく大腸がんが発見されるケースとして多いのは、健康診断や人間ドック、他の医療機関等で精密検査を受けるように勧められた場合でした。
大腸がんは、早期の段階で発見できれば、高い確率で治すことができます。
しかし、早期の大腸がんでは、自覚症状はほとんど現れません。
自覚症状がなくても、40歳以上の方は年に1度、大腸がん検診を受けましょう。
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