公開日:2022.02.04更新日:2024.02.02
【治療全般】
2月4日はがんのためにできることを考え、行動する「ワールドキャンサーデー」
毎年2月4日は「ワールドキャンサーデー」という、世界中の人々ががんのためにできることを考え、行動を起こす日です。
このワールドキャンサーデーは、2000年に開催された「がんサミット」で制定され、国際対がん連合(UICC)によって運営されています。
- ワールドキャンサーデーについて詳しくはこちら(UICC日本委員会)
がんのためにできることを考え、行動してみましょう
日本人の2人に1人が生涯のうちにがんにかかるといわれています(出典:国立がん研究センターがん情報サービス『がんの統計<2023年版>』)。一方で、がんの診断と治療の進歩により、一部のがんでは早期発見・早期治療をすることで完全に治す(治癒)ことができるようになってきました。
がんを早期発見するには、がん検診が最も重要です。ところが、日本のがん検診の受診率は低迷しているという現状があります。みなさんご存じでしたでしょうか。
【低い日本のがん検診受診率】
- 男性:胃がん、肺がん、大腸がん検診の受診率は4~5割 程度。
- 女性:胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がん検診の受診率は3~4割 程度。
出典:厚生労働省『2022年 国民生活基礎調査の概況』
また、がんに対する治療薬の開発も進んできており、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬など、これまでとは異なる治療薬も登場してきています。昔は不治の病といわれていたがんでも、QOL(生活の質)を保ちながら、治療を受けて長期の生存が期待できる場合もあります。
ワールドキャンサーデーをきっかけに、がんの予防や検診、治療に対する理解を深め、ご家族や周りの人と話し合ってみてはいかがでしょうか。市区町村で実施しているがん検診について知りたい方は、市町村別がん検診に関するお問い合わせ先(がん対策推進企業アクション)をご覧ください。