公開日:2012.12.14更新日:2019.11.06
【治療全般】
がん患者さんを支えるご家族の精神的ストレスをやわらげるために
大切な家族ががんであると知ったとき、患者さんだけでなく家族の心も動揺し、不安になるでしょう。
また、治療が始まると、患者さんをサポートするために「頑張らなければ」と気を張ってしまうでしょう。
これらは精神的ストレスとして、知らず知らずのうちにたまっていくと、体調を崩すことにもなりかねません。
大切な家族である患者さんのために頑張っていて、自分自身のストレスに気づかない家族の方も多いようです。
しかし、家族の方がストレスを解消して心身ともに健康でいることは、患者さんをサポートし続けるための力になります。
そのためにも、まず自分のストレスや心の状態に気づくことが大切です。
また、患者さんのサポートは多岐にわたりますが、家族でそれぞれ役割分担するなどして、一人で抱え込まないようにしましょう。
一般的なストレス解消法を紹介しますので、ご自身にあったものを見つけて下さい。
知っておきたい、精神的ストレスの解消法
- ・ スポーツや散歩、カラオケ、読書、音楽鑑賞、買い物などの自分の時間を持ちましょう。
- ・ 友人などに、抱えているつらさや愚痴を聞いてもらいましょう。
- ・ ぐっすりと眠り、十分な休養をとりましょう。
つらい気持ちが続く場合には、精神科の医師や臨床心理士などの、心の専門家のカウンセリングを受けると良いでしょう。
大腸がんの患者さんは、手術でがんを取りきった後も、定期検査を5年間続ける必要があります。
また、再発を抑えるために、手術後に6ヵ月間(病状や治療法によっては3ヵ月間となる場合もあります)の抗がん剤治療(術後補助化学療法)が行われることもあります。
長い闘病期間を患者さんとともに歩んでいくためには、自分自身を大切にしていくことが大事です。
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