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HOME  >  大腸がんQ&A  >  感染症が流行しているとき、がんの治療を受けるうえで注意することはありますか?

大腸がんQ&A

監修:佐藤 温 先生
弘前大学大学院医学研究科 腫瘍内科学講座 教授

公開日:2021.01.28

治療以外のこと

感染症が流行しているとき、がんの治療を受けるうえで注意することはありますか?

がんそのものの影響や、受けているがん治療によって患者さんの免疫機能は弱まっている場合があります。一般的な感染症予防策の徹底を心掛けましょう。

一般的に、がん患者さんはがんそのものによって免疫機能が弱まっている可能性があり、抗がん剤治療を受けることでも免疫機能が弱まる可能性があります。そして免疫機能が弱まると、感染症にかかったときに重症化しやすいと考えられています。ただし、抗がん剤治療が免疫機能へ及ぼす影響は、受ける抗がん剤治療やご自身の病状によっても異なり、抗がん剤治療を受けたからといってすべての患者さんで免疫機能が低下しているとは限りません。
このように患者さんの置かれている状況は異なりますが、対策としては、感染しないよう予防を徹底することが大切です。がん患者さんのための特別な感染予防策はないので、こまめに手洗いを行う、外出時はマスクを着用し、人ごみを避けるといった、一般的な感染予防策を行いましょう。
感染症予防の具体的な方法はこちら(PDF)をご参照ください(厚生労働省ホームページ内のファイルにリンクします)。
また、インフルエンザのようにワクチンがある場合は、主治医と相談の上、接種しておくことが望ましいでしょう。抗がん剤治療中に熱が出た場合の対処法についても、事前に主治医に確認しておくとよいでしょう。

ご家族も、患者さんに感染症をうつさないように、上述の感染予防を行うことが大切です。

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当ウェブサイトは、大腸がんやその治療法などに関する一般的な情報を提供するものであり、特定の治療法などを推奨するものではありません。病状や治療法などに関しての判断は、担当医またはかかりつけの医療機関にご相談ください。