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大腸がんQ&A

監修:佐藤 温 先生
弘前大学大学院医学研究科 腫瘍内科学講座 教授

公開日:2019.03.18

薬物療法のこと

分子標的治療薬とはどのようなものですか?

分子標的治療薬は、がん細胞の増殖などに関わる特定の分子を狙い撃ちして、その働きを抑える薬です。

近年、がんに関する研究が進み、がん細胞の増殖や転移には異常な遺伝子からできた分子(タンパク質など)が関わっていることがわかってきました。分子標的治療薬とは、このようながん細胞の増殖などに関わる特定の分子を狙い撃ちして、その働きを抑える薬で、切除不能な大腸がん(手術で取りきることができないがんや再発したがん)でも使われています。
分子標的治療薬には、従来の抗がん剤と組み合わせて用いられるものと、単独で用いられるものがあり、分子標的治療薬の登場によって大腸がんの治療成績が向上したといわれています。一方で、高血圧や皮膚障害といった、従来の抗がん剤とは違った副作用が現れることがあります。
また、分子標的治療薬の中には、がんのタイプによって効果が期待できないものもあり、治療の前にがんの遺伝子検査を行い、がんのタイプを調べる場合があります。
分子標的治療薬について詳しく知りたい方は、大腸癌研究会のサイトに掲載されている「大腸癌治療ガイドライン」を参照してください。

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当ウェブサイトは、大腸がんやその治療法などに関する一般的な情報を提供するものであり、特定の治療法などを推奨するものではありません。病状や治療法などに関しての判断は、担当医またはかかりつけの医療機関にご相談ください。