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HOME  >  医療従事者インタビュー  >  「大腸癌治療ガイドライン」の活用法 大腸癌治療ガイドライン(3)

医療従事者インタビュー

公開日:2012.03.30更新日:2016.04.14

「大腸癌治療ガイドライン」ってなに?

「大腸癌治療ガイドライン」の活用法

患者さんは、ガイドラインに掲載されている術後補助化学療法の情報を、どのように活用するとよいでしょうか?

治療方針について話し合う際、医師は、患者さんの希望を伝えてもらうことを望んでいます。術後補助化学療法の治療方針について話し合う場合であれば、どのような治療法を希望するかを伝えるために、『大腸癌治療ガイドライン』を活用するとよいでしょう。術後補助化学療法には複数の選択肢があるので、それぞれの治療法の特徴を知っておけば、自分の希望にあった治療を医師と相談して決めることができます。

患者さんが治療ガイドラインを活用する際に注意すべきなのは、どんな点でしょうか?

ガイドラインに載っていなくても、医療現場で使われている治療法があるということを知っておいてください。これは、ガイドライン策定後に、今の標準治療より優れた治療法が報告されれば、それが新たな標準治療となることがあるためです。また、患者さんの年齢や、合併症の有無、病態などによって、実際に選択できる治療法は変わってくる場合があります。

最後に一言お願いします。

患者さんが、自分にとって最善の治療を納得して受けるためには、患者さん自身が治療について理解して、自分で意思決定したかどうかが重要です。そのために、ガイドラインは大きな助けになりますので、ぜひ活用してほしいと思います。

【お話をうかがった先生】

金沢赤十字病院 第一外科部長(兼)副院長
大腸癌治療ガイドライン評価委員
西村元一先生

金沢大学医学部卒業
大腸癌研究会世話人・日本外科学会指導医・日本消化器外科学会指導医・日本消化器がん検診学会指導医・日本大腸肛門病学会指導医 など

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