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大腸がんの標準治療とは

公開日:2012.03.30更新日:2022.09.30

標準治療は科学的根拠に基づき推奨される治療

大腸がんの主な治療法には、内視鏡治療、手術治療、薬物療法(化学療法)、放射線療法などがあります。
これらを組み合わせ、どのように治療するのかは、患者さんの状態や、がんの進行度などによって決められます。

大腸がんの進行度は、ステージ0からステージⅣまでの5段階に分類されています。
それぞれのステージの患者さんには、科学的根拠(エビデンス)に基づいて効果の高さが確かめられ広く行われている治療法である「標準治療」が推奨されます。
大腸がんと診断されたら、自分がどのステージで、どのような治療を受けるのかを、きちんと理解しておくことが大切です。

大腸がんのステージと主な治療法

大腸がんの治療法は日々研究され、新たな治療法が開発され続けています。
新たな治療法がこれまでの標準治療よりよいことが確かめられれば、それが新たな標準治療となります。
標準治療の決定は、多くの患者さんの治療法の選択に大きな影響を及ぼします。
そのため標準治療は、多くの専門家によって、できるかぎり多くの臨床研究論文から、より科学的根拠の高いものを選んで検討され、慎重に決められます。

ステージ0、ステージⅠ(軽度浸潤癌)

がんが、大腸の壁のもっとも内側にある粘膜にとどまっている場合(ステージ0)と、粘膜下層まで入り込んでいても(ステージⅠ)、浅いところにとどまっている場合(軽度浸潤癌)には、内視鏡治療が考慮されます。内視鏡治療では、細長い管状の医療機器を肛門から入れて、大腸の内側からがんを切り取ることができます。
場合によっては、手術が必要となることもあります。

ステージⅠ(高度浸潤癌)、ステージⅡ、ステージⅢ

ステージⅠでも粘膜下層に深く入り込んでいる場合(高度浸潤癌)には、手術治療が選択されます。このようながんでは、大腸のまわりのリンパ節に転移している可能性があるので、がんのある大腸とともに、リンパ節を切り取ることがあります(リンパ節郭清)。
手術の後、再発をできる限り防ぐために抗がん剤を使用する術後補助化学療法(=アジュバント療法)や、放射線による治療を行うことがあります。

ステージⅣ

可能な限りがんを手術で切り取りますが、手術ができない場合は、抗がん剤を投与する薬物療法か、がんに放射線を当て、がん細胞が増えるのを抑える放射線療法が行われます。
なお、治療がよく効いてがんが小さくなった場合には、手術でがんを取りきることができる場合もあります。

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標準治療の理解が、自分に合った治療につながる

標準治療については、『大腸癌治療ガイドライン』にまとめられています。

標準治療を理解すれば、医師の考えを理解することができ、自分に合った治療を進めていくことにつながるといえます。
本サイトを参考にして、まずは標準治療について知ってほしいと思います。

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当ウェブサイトは、大腸がんやその治療法などに関する一般的な情報を提供するものであり、特定の治療法などを推奨するものではありません。病状や治療法などに関しての判断は、担当医またはかかりつけの医療機関にご相談ください。