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大腸がんQ&A

監修:佐藤 温 先生
弘前大学大学院医学研究科 腫瘍内科学講座 教授

公開日:2017.12.18更新日:2021.11.24

治療法の選択・決定

免疫チェックポイント阻害薬が、がんに効くという話を聞きました。大腸がんの私にも使うことはできますか?

免疫チェックポイント阻害薬は大腸がんにも使われますが、効果が期待できる大腸がんは限られています。

人の体にもともと備わっている免疫(体内のウイルスや細菌、がん細胞などを異物と認識して攻撃し、排除しようとする防御システム)を活用した治療法のことを免疫療法といいます。
がんの免疫療法といえば、これまでは科学的根拠(エビデンス)の無いものがほとんどでした。しかし近年、エビデンスに基づき効果が認められた免疫療法として免疫チェックポイント阻害薬が登場し、手術治療、薬物療法、放射線療法に続く、第4の治療法として注目されています。

免疫チェックポイント阻害薬は、がんによってブレーキがかかった(弱まった)免疫の攻撃力を回復させる薬で、大腸がんでは、MSI-High(エムエスアイハイ:高頻度マイクロサテライト不安定性)という性質が遺伝子に認められる場合に効果が期待できるとされています。MSI-Highの大腸がんのうち、手術ができない場合や再発した場合(切除不能進行・再発)の大腸がんに対して保険適用となっています。
一方で、免疫チェックポイント阻害薬は従来の抗がん剤とは異なった働きをするため、現れる副作用も異なります。

ご自身が対象になるかなど、わからないことや不安なことがある場合には、主治医に相談することをお勧めします。

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当ウェブサイトは、大腸がんやその治療法などに関する一般的な情報を提供するものであり、特定の治療法などを推奨するものではありません。病状や治療法などに関しての判断は、担当医またはかかりつけの医療機関にご相談ください。