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HOME  >  患者さん・家族の闘病記  >  「心配をかけたくない」と考える妻と、その思いを察する夫 74歳の闘病記(1)

患者さん・家族の闘病記

公開日:2015.09.30

二人三脚で大腸がんと向き合う、夫婦の記録

妻(患者さん)

  • 前田さん(仮名)74歳
  • 大腸がん発見時:72歳(2013年当時) ステージⅢa

夫(患者さんの家族)

  • 74歳

「心配をかけたくない」と考える妻と、その思いを察する夫。

大腸がんが見つかった経緯を教えてください。

排便時にちょっと出血があり、ほかには特に症状もないので、「痔だろうな」と思っていました。健康には日頃から気をつけていることもあり、早めに診てもらおうと、肛門科に行きました。検査を受けた結果として聞いたのが、「腫瘍ができています。紹介状を書くので、病院で検査を受けてください」という意外な言葉でした。

それを知らせる電話が妻からかかってきたとき、私は仕事中でした。そのときはまだ良性とも悪性ともわからない状況でしたが、「腫瘍ができた」と聞いただけで、頭が真っ白になってしまって…。妻が比較的落ち着いていたのに対して、私たち家族のほうがうろたえていました。

がん検診は、定期的に受けていましたか?

年に一度、人間ドックを受けていました。私の父も、兄も、姉も胃がんになったことがあるので、がんには普段から注意していました。肛門科を受診した10ヵ月前に人間ドックで受けた便潜血(べんせんけつ)検査で陽性という結果が出て、内視鏡検査を受けました。そのときはがんは見つかりませんでした。がん検診で異常がなかったとしても、気になる症状があればちゃんと診てもらうべきですね。見つけてくれた肛門科の先生には、本当に感謝しています。

紹介された病院で検査を受け、その結果を聞いた(告知された)ときはどのような気持ちでしたか?

先生は、「がんです」とは言わず、「悪いものができています」という言い方をしていましたが、それで「あ、がんなんだな」とわかりました。どちらかといえば、肛門科で腫瘍が見つかったと聞いたときのほうが、驚きは大きかったです。

検査の結果を聞くときは私も同席していました。私は本人以上に衝撃が大きくて、肛門科での検査結果を妻から聞いたときと同じように頭が真っ白になりました。

お話からは、奥さんがわりと冷静に受け止めていたように感じられます。

「夫や子どもたち、まわりの人たちに、あまり心配をかけたくない」というのが、正直な気持ちですね。私には6人の兄弟がいますが、近所に住む2人を除いて、病気のことを打ち明けたのは手術から1年以上が経ってからです。やはり、みんな驚いていました。仲良くしているお隣の人には、病気のことを話していないので、私が入院していたことすら知らないと思います。

妻は弱音を吐かない性格です。どちらかといえば思いを内側に秘めて、一人で抱え込んでしまう性格です。長年の付き合いで、私はそれがわかっていましたから、妻が言葉にはしなくても不安そうなときは、支えとなれるように心掛けていました。

入院中の妻を支えるために、夫は毎日お見舞いへ。

大腸がんの告知を受けて、すぐに入院したのですか?

告知から入院までの間に、2週間ほど準備期間がありました。その間も、体がだるいというような症状はなく、食欲もありましたので、普段どおりに過ごしていました。

私は本屋で大腸がんの本を買ってきて、病気についていろいろ調べていました。入院してから手術までの間は、先生を信じて、ひたすら手術の成功を祈る毎日でした。

入院して2~3日目に腹腔鏡下手術を行いました。手術直前に麻酔科の先生に、「麻酔から、ちゃんと覚めるでしょうか?」と不安になって聞いたら、「麻酔から覚めない人はいませんよ」と笑顔で答えてくれて安心したことを覚えています。麻酔から覚めたときには、「あ、もう終わってる」という感じでしたが、実際には5時間近くかかったそうです。

手術の翌日には、自分で歩く練習を始めていました。

看護師さんから「歩いてみましょうか」と言われて、歩く練習をはじめました。手術の痛みはありませんでしたが、そんなに早く歩くことになると思わなかったので、初めは「歩けるかな」と心配でした。歩けるようになってからは病院内を散歩したりして過ごしていましたね。結局、19日間入院していました。

入院中、ご主人はどのような生活を送っていましたか?

仕事の後に、毎日欠かさずお見舞いに行きました。やはり、顔を見たいですからね。家のことを話したり、病院のことを聞いたり。40年以上、毎朝妻が作ってくれた弁当を持って仕事に出かけていましたが、入院中はそれがなくて寂しかったですね。

ときどき、娘が作ってくれていたみたいですけどね。

やっぱり、妻が作る弁当の味とは違うかな。退院後はまた同じように作ってもらえて、ありがたいです。涙が出そうなときもありました。

娘も頻繁に病院に来てくれました。手術後に頭が洗えなかった時期は、娘が水のいらない泡のシャンプーを買ってきてくれて、3日に1回ぐらい洗ってくれました。

手術後に、ステージについて先生から説明はありましたか?

ステージⅢaであることを教えてもらい、抗がん剤治療(術後補助化学療法)を勧められました。

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